人の心を動かす仕事とは?私が10年経っても忘れない、ある誠実な仕事の話。

人の心を動かす仕事とは?私が10年経っても忘れない、ある誠実な仕事の話。

この記事では、「人の心を動かす仕事とは?」をテーマに、私が出会ったある営業ウーマンの話をシェアします。

わたしは賃貸マンションに住んでいるのですが、契約更新の時期が来ると、必ず思い出すことがあるんです。

誠実に仕事をするっていうのは、こういうことなんだなぁ。

そんなふうに思わせてくれた、ある不動産会社のSさんのことです。

最後まで読んでいただくと、「ワタシもいい仕事をしよう。がんばろ」なんて思い、じわじわっと情熱が湧いてくるのではないかと思います。

もしよかったら、この先もおつき合いくださいね。

人の心を動かす仕事との出会い。きっかけは、別の押し売り営業でした。

10年前の夏。

引っ越しのため、物件探しをしていたときの話です。

私はインターネットでめぼしい物件を見つけ、問い合わせ先の不動産会社を訪ねました。

すると、「あの物件は決まっちゃったんですよ」とアッサリ。

ですが、担当のお兄さんはこう続けました。

「代わりと言っちゃナンですが、お客様の希望条件に合う部屋をピックアップしときましたよ!!」

不動産会社の車で、一気に3軒見学する流れになったんです。

そして3軒目で「どれにします?」と強引に迫られるという始末。

でもですね。

どの部屋も、いざ行ってみると女性が住むには淋しい(治安が悪そう)場所だったり、なんか、違うな〜って感じだったのです。

少なくとも、車で一気に回っただけじゃ、決められない。

自分の足で周辺を歩いたり、最寄駅からの道のりがどんな感じかも、自分の目で確かめたかったから。

不動産会社のお兄さんにそう伝えて、帰りは車に乗るのを断りました。

すると困惑した顔で、「なぜ?どこがダメなんですか?そんなんじゃ、いつまでも決まらないですよ!」とキレられ・・・。

そのときわたしは、「ああ、この人に契約は任せられない」と思ってしまいました。

嫌な思い出ですけど、この一件があって、わたしはSさんに出会うことができたのです。

気持ちに寄り添う仕事こそ、人の心を動かす

それでも引越しをしたかったわたしは、まず、信頼できる不動産会社を見つけようと決意しました。

こんどはインターネットではなく、ピン!とくる不動産会社を求め、まちなかを歩きました。

そしてピン!ときたのがSさんのいる不動産会社です。

なかをチラッとのぞいたら、素朴で親しみのもてる感じの女性(Sさん)が見えたので。

めっちゃ見た目で決めてしまったんですが、なんとなく「いい感じ」がしたのです。

いざ物件探しがはじまると、Sさんは、わたしの希望条件について、広さやエリアといった表面的な情報以上のことを気にしてくれました。

「日当たりもよさそうですよ」とか「出窓があるので窓際に植物を飾れそうですね」とか、わたしがどんなライフスタイルを望んでいるのか、さりげなく確かめながら案内してくれたんですよね。

部屋の見学に行くときは、「自分で歩いて確かめた方がいい」からと、すべて現地での待ち合わせを提案してくれました。

わたしは物件の最寄り駅から歩いていき、周辺環境を自分の目で確かめることができました。

車で一気に数軒を見て回るのとは違い、日にちも時間もかかりますが、Sさんは1軒ずつ吟味して、よさそうな物件を探して来てくれたんです。

そんななか、5軒目の物件でアクシデントが発生したのです!

自分がやらなくてもいい仕事をあえてやる。だから、人の心が動く。

そのマンションは、Sさんの会社の管理物件ではなく、別の不動産会社の物件でした。

つまり、Sさんの会社は「仲介」という立場です。

すると、部屋の見学にあたり、管理会社の担当者も同行してきたんです。

やたら愛想を振りまいてくる、でも実は柄の悪そうなオジサン……。

ただ、そのマンションは立地もよいし、古いけどちょっとレトロな感もあり、4階だし、眺めもそこそこよかったです。

さらに管理会社のオジサンは、こう言いました。

「ほかにも、いくつか入居可能な部屋があります。見てみますか?」

もう一部屋、見学しました。

わたしは、すでに4つの物件を見ていたので、そろそろ決めたいな~と思っていたところ。

いったん家に戻り、あらためて検討してみて、「ヨシ!今日の部屋に決めよう」と、翌日、Sさんに電話を入れました。

すると、Sさんは少し間をおいてから、「そうですか、実は・・・」と言いづらそうに話しはじめたのです。

Sさんの誠実な仕事のおかげで、わたしは助かった!

Sさんは言いました。

「実は、あのマンションは空き部屋が多いようだったので、ちょっと気になっていたんです。

条件もよいのにどうしてかなって。

それで・・・余計なことだと思ったんですけど、調べてみたんです。

そうしたら、先日の管理会社さん、入居者とのトラブルが多いとわかって・・・」

Sさんが不動産関係のネットワークを駆使して管理会社の評判を調べたところ、ちょっとガラの悪い会社さん、とのことだったんですね。

「せっかく契約しようと決めてくださったのに、水を差すようで申し訳ないのですが・・・お伝えしておきたくて」

いえいえSさん、伝えてくれてありがとう、ですよ。

わたしはさんざん物件を案内してもらっているのに、まだ決めきれてない。

こんな手のかかる客に、こんな誠実な対応をしてくれるなんて。

あやうく、ヤ○ザまがいの怖い不動産会社と契約するところでした・・・。

私が体験した、心を動かすSさんの仕事。10年経っても忘れません!

本来であれば、Sさんは、そこまで調べる義務はなかったはずです。

わたしがあのまま契約していれば、Sさんの会社には、仲介手数料が入るわけですしね。

しかも、わたしはすでに5軒も物件を見学していたのに、なかなか決めきれていなかった。

今後、必ずSさんのところで契約するとも限らないのに。

でもSさんは、目先の利益より、ただただ人として、目の前のことに誠実に対応してくれたのだと思います。

わたしは、ホッとしたのと同時に、Sさんに敬意を覚えました。

そしてその後、わたしが今住んでいるマンションを見つけてきてくれて、わたしはついに、「ここだ!」と決断できたわけなんです。

以来、契約更新のたびにSさんのことを思い出します。

(契約は別の管理会社なので、Sさんとはそれ以来お会いしていません)

まとめ:仕事の本質は、人の心を動かすってことなのかもしれない。

わたしもSさんのように、誠実な仕事がしたいなあと思っています。

毎日当たり前のように働いているけれど、自分の仕事で誰に何を届けられるのか。

そんなことをよく考えます。

人が仕事によって表現したいのは、案外、本物のまごころ(言葉が変ですね)なんじゃないかなって、そんな気もしています。

相手の心に届く仕事。

人の心を動かすような仕事がしたい。

これからの人生、ひとつでも多く。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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writer : 伊藤睦

大学を卒業後、出版社などに計4年間勤務したのちに、独立。

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